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【REVIEW】フリーサウンドノベルゲーム 「終末によせて」 2012年12月24日 【REVIEWS】 トラックバック:0コメント:0

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 夜中の1時半を過ぎたところで、なにか時間を埋めるものが欲しかった。ということでこのゲームをクリアしてしまいました。
 とにかく感じたのがプレイの姿勢が大事なゲームだなあと。全体的にゆったりとしたゲームで、ゆるやかな日常が描かれている感じです。しかし、一週間後には世界の終末が訪れるという状況で。
 二ヶ月前、世界の終末が訪れるという発表がされました。暴動が各地で起こりましたが、終末が迫ると人々はそれぞれ終末の過ごし方を考えるようになり、ゆったりとした時間の流れる世界になっています。という世界観。
 主人公は5人。それぞれ交わりつつ終末を迎えます。そして終末については何も記述が無いです。このゲームは人々に視点をあてているんですね。終末をどう過ごすか、終末をどう受け止めるか。良いテーマだと思います。
 結局、終末は訪れる。自らを無力だと悟った人々はさじを投げ出して、自分がしたいこと始めるのでした、と。
 災害みたいな感じなので、性差を感じるシーンが地味に多くて、そういうのが苦手な自分はきつかったですね。ただ、その汚さの反動か、より一層物語が清潔に見えてしまうのも一理ありまして、まあありかなと。
 そしてこのゲームの目玉でもあるのは、音楽。だいたいピアノ曲ですね。そして、無音になる部分が多いのも良いと思います。ICOにも使われている手法ですが、重要なシーンに音楽をかけることで、よりそのシーンを印象深くしています。やさしいピアノ曲です。オリジナルだと思います。
 特に無音でよいと思えるのは、世界の終末が迫り、静かになった世界を表しているからですね。
(P.S. 驚きました、この製作者はあの車輪の国というゲームのBGM提供をしていたみたいです。有名なゲームですよね)
 写真もおそらく自身のものでしょう。少し退廃としていて、どこか暖かい風景でとても良いと思います。
 しかし、始めにプレイの姿勢が大事なゲームであると書きましたが、僕は少し気になる点が・・・・。
 ものすごくゆっくり読むと味わいがあってよいのですが、読むのが速い人は気をつけてください。あっというまに終末です。
 一行読んではその文章を嘗め回すように味わってください。そうしないと、雰囲気がしっかり味わえません。結局、文章量が少ないので、ゲームの流れにゆったりと身を任せる感じでプレイしましょう。間違えても忙しいときに読んでしまうと台無しになってしまいます。僕は一時半に読み始めて三時に読み終わりましたが、一時間半は短すぎると思います。最低二時間以上取りましょう。三、四時間取るくらいが丁度良いかと思います。三時間くらい読んで、一時間は思考をめぐらせて雰囲気を掴みましょう。本当にそうしたほうが良いと思います。
 文章自体の質が良い分、短くなってしまったのは仕方の無いことだと思いますが、文章量が少ないことで、儚さが増すので、これもまた良いのかなと。

「終末によせて」
フリーゲーム サウンドノベル
製作者 とおくできこえる デンシオン  
製作者HP とおくできこえる デンシオン http://toden.web.fc2.com/
動作OS Windows Vista/XP/2000/98(Windows7での動作は大丈夫でした)
総評「切ないです」★★★★☆
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テーマ:レビュー・感想 - ジャンル:ゲーム

【REVIEW】 小林賢太郎演劇作品「ロールシャッハ」K.K.P.#7 2012年12月12日 【REVIEWS】 トラックバック:0コメント:0

※から微妙なネタバレです。※が出たら適当に対処してください。横に避けてもぶつかっても構いません。

 良い出来だったんでもう一度やります、なんて小林賢太郎さんにしては珍しい事をした「ロールシャッハ」という演劇作品。見てきました。
 始めは笑いをメインに出している印象だったので軽い気持ちで見てましたが、良い意味で裏切られました。考えてみればKKPといえ、小林賢太郎さんなのだから内容がしっかりしているなんて事は初めから知っていたはずなのですが。なんでか、軽い気持ちになってました。
                   
 壁。人間誰しも、能力の至らない部分だったりとか壁にぶつかりますよね。そこをどう乗り越えるか。パンフレットに書かれている通りの内容だったと思います。※
 自分が駄目な部分に登場人物は気が付きますが、どう乗り越えればいいかわからない。じゃあ逆のことをしてみようとか考えます。今までの自分じゃダメだから、逆で行こう。でも結局うまくいかないんですよね。
 それでどうしたかっていうと、劇中でははっきりと語られてません。明確な答えは出ていても、それは成功してはいないからですね。しかし、徐々に彼らは自分の壁を壊さずとも自分のやりたいことをして、割と成功します。
 反対にしても登場人物の名前が変わらなかったというのは、暗に結果と模範解答を見せているんですよね。反対のことをしても変わらない。自分の好きなように物事を進めていけ、と。
 それで成功する彼らの姿を見ることが出来ます。

 劇中に見られる純粋な「面白さ」を求めたギャグは、初めて見る人でも楽しめるものだと思います。ロールシャッハは特に、本当に何が面白いのかと考え、面白さに磨きがかかっていました。そういう意味でもこの作品はとても優れているといえます。

 ロールシャッハ。ストーリもシンプルに抑え、伝えたい、見せたいことを純粋に出されていました。とても綺麗にまとまった劇だったと思います。びっくりするくらいすっと入って来ました。

テーマ:演劇・劇団 - ジャンル:学問・文化・芸術

 
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